【CO2なしで育つ陰性水草】ボルビティス ヒュディロティのレイアウトと育て方&水上化について!〜夏場は要注意です〜

陰性水草の育成

陰性水草の代表格である
ボルビティス ヒュディロティ。

緑の濃い葉が美しく、大変人気のある水草です。
独特な葉の形状と深い緑色が特徴的で、水槽内に自然でエレガントな雰囲気を加えることができます。

水草水槽レイアウトでは、中景~後景で
石や流木に活着させて使われることが多いです。

陰性水草なので、CO2なしでも育成可能ですが、陰性水草ならではの難しさもあり、キレイに育てるにはコツがあります。

私は、メルカリの【水草たつーーー】にて
ボルビティス ヒュディロティを年間約500株育成販売しており、評価を頂いております。

本ブログでは、ボルビティス ヒュディロティの特徴と問題点、水上化と上手に育てる秘訣をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。


ボルビティス ヒュディロティは、切れ込みの深い透明感のある葉を展開する水生シダで、緑の濃い葉が美しい陰性水草です。長く分かれた羽状の葉を持ち、葉は波打つような形状で、成長すると非常に美しい茂みを形成します。

陰性水草とは、弱めのの照明でCO2なしでも育てられる水草の総称です。

  • 学名: Bolbitis heudelotii
  • 和名: ボルビティスヒュディロティ
  • 分類: シダ植物門 ウラボシ科
  • 原産地: アフリカ西部から中部
  • 光量: 弱〜中光を好む
  • CO2: CO2の添加は不要
  • 水温: 23~26℃程度が適温
  • 水質: 弱酸性から中性(pH 6.0~6.5)
  • 特徴:石や流木に活着する

ボルビティス ヒュディロティは、水草ショップで
1株@1000円以上で販売されており、それなりに高価な水草でもあります。

また、ボルビティス ヒュディロティは
メルカリで購入すると大変お得です!!

ちなみに、ボルビティスとアヌビアス、ミクロソリウムは
陰性水草の御三家と呼ばれるとこもあります。

成長すると、比較的大型になるので、迫力があります。中型から大型水槽に向いています。
水草水槽のレイアウトでは、中景から後景に使われることが多いです。

石や流木に活着できるので
ハイグロフィラ ピンナティフィダやアヌビアスナナプチとの相性が抜群です。

水草たつーー
水草たつーー

ハイグロフィラピンナティフィダ
との相性が抜群だよ!!

ハイグロフィラ ピンナティフィダと雲山石のレイアウトについては、こちらから👇

ボルビティス ヒュディロティは、陰性水草なので
強い照明を必要とせずCO2なしでも育成可能ですが
成長が遅いのが難点です。
じっくりと時間をかけて育てる必要があります。

植栽から半年くらい過ぎると、突如スイッチが入り、葉のボリュームが付き成長も早く感じるようになります。

ボルビティス ヒュディロティは、成長が遅い理由から
コケが付きやすいです。
コケ取り生体投入が必須となります。

また、陰性水草の中でも枯れやすい部類に入り、枯れると葉の緑色が黒くなってしまいます。

1,000lm程度の照明確保

ボルビティスヒュディロティは陰性水草なので
弱い照明でも育成は可能です。
しかし、美しいキレイな茂みを作るには、ある程度の光量の添加が効果的です。

できれば
明るさ(光束)1,000lm(ルーメン)程度のライトを照射してあげましょう。

水草たつーー
水草たつーー

直射日光は苔の繁殖を促進するので

避けましょう

照明の明るさの基準は
光束」をチェックしてください。
ルーメン(lm)」が単位です。

ボルビティスを育てるためのオススメ照明は、
GEXのクリアLEDシリーズです。

赤系水草やハイグロフィラ ピンナティフィダなどの陽性水草
chihirosのような3,000lm以上の強い照明が必要ですが、ボルビティスなどの陰性水草は、リーズナブルなGEXシリーズで十分です。

ピンナティフィダや赤系水草を元気に育てる照明については、こちらから👇


水質管理の徹底

水換えは、アクアリストの基礎動作です。

ボルビティス ヒュディロティは、成長が遅いため
特にコケが付きやすく枯れやすいので、水換えはマメに行いましょう。

1週間に1/3の水換え
W90cm以上の大型水槽であれば
1週間に1/2の水換えをしても大丈夫です。

また、水換えした後は、バクテリアが一時的に減少するため
市販のバクテリアを添加しましょう。

水槽の管理にはバクテリアが必要です。
生態系バランスを整え、コケの発生を抑制する効果もあります。
アンモニアも分解して、無害にしてくれます。

市販のバクテリアは、
ベルテックのバイオスコール
めちゃめちゃ売れてます!!

バクテリアの増やし方の秘訣は
こちらから🔽


水温は23度~26度の間を維持
するようにしましょう。

21度以下の低温や28度以上の高温はNGです。
特に高温はNGです。

水槽の水温を下げる方法は、こちらから🔽



ボルビティス ヒュディロティの健全な成長の阻害します。
黒くなって枯れてしまう原因となりますので、注意してください。

また、28度以上の高水温だと
シダ病にもなりやすいので要注意です!
シダ病の葉は伝染しやすいので、早めに取り除きましょう!


ボルビティス ヒュディロティは、成長が遅いのでじっくり育てたい水草です。
水質は弱酸性から中性の水質を好みます。

ボルビティスのような陰性水草の育成において
アルカリ性の水質は望ましくありません

PH7.0以上になると水草にコケが付いたり枯れる原因となります。

特に夏場の水道水はPHが高く
pH8.0を超えることもありますので要注意です。

カリウムを添加した後も、pHは上昇します。

3日に1回は、必ずpHを確認し
pH6.0~6.5の水質をキープさせましょう。

pHを下げるには
テトラ pH/KHマイナス
をオススメします。

瞬間的にpHを下げることができる魔法の溶液です!!

テトラph/KHマイナスの効果は、こちらから🔽


あまり動かさない

ボルビティス ヒュディロティを水槽にセットしたら
あまり動かさないようにしましょう。

成長が遅いため、イライラして動かしたくなることもあるかとは思いますが
一度セットしたらじっと待ちましょう

スイッチが入ったら、一気にスピードアップしますので、下手に邪魔するのは避けましょう。


コケ取り生体の投入

ボルビティス ヒュディロティは、成長が遅いため
コケの被害を受けやすいです。

長い時間をかけて、水槽の中でゆっくりと育つので、どうしてもコケの餌食になってしまいます。

よって、コケの予防に
「コケ取り生体」を多めに入れましょう!!

通常の水草であれば、コケ取り生体を入れ過ぎると水草まで食べられてしまうのですが
ボルビティス ヒュディロティであれば
葉が硬いため食べられません

投入するコケ取り生体は、「定番のコケ取り3兄弟」です。

  • 糸状のコケを食べてくれる
    ヤマトヌマエビ
  • 斑点(はんてん)状のコケを食べる
    オトシンクルス(オトシンネグロ)
  • 黒ひげゴケを食べる
    サイアーミーズフライングフォックス
水草たつーー
水草たつーー

サイアミーズフライングフォックス5匹
くらいの投入が目安だよ!!



ボルビティス ヒュディロティは水上化させることができます。
ハイグロフィラピンナティフィダと相性が良いので、一緒に水上化させるレイアウトをオススメします。

ハイグロフィラ ピンナティフィダの水上化は、こちらから👇

ボルビティス ヒュディロティを水上化させる
3つの秘訣はこちらです。

水槽から飛び出す程の大きな石を用意!

ボルビティス ヒュディロティを水上化させるには
大きな石が必要です。

下の水槽画像のように
水槽上部まで届くサイズの雲山石などがあると
水上化させやすいです。


石の上部にモスコットンを使って固定!

水槽から飛び出すくらいの大きな石を用意したら、石の上部にモスコットンを使って
ボルビティスヒュディロティを固定しましょう。

このとき
必ず水中で固定してください。

水上化してないボルビティスを、水上に出すと枯れてしまいます。


水上化後、毎日霧吹きなどで水分を補給!

見事、水上化に成功したあとは、日々のメンテナンスが必要です。

水上葉は水分を吸収しにくいので、油断すると枯れてしまいます。

毎日、霧吹きなどで水上葉に水分を与え
長期維持していきましょう。



ボルビティス ヒュディロティを購入するには
チャームでの通販をオススメします。

短納期梱包も丁寧品揃えも抜群です。

メルカリでもボルビティス ヒュディロティを
格安で手に入れることができます。

信頼できる出品者からの購入をオススメします。

ボルビティスヒュディロティは、その美しい緑色の葉とシンプルな外観で、アクアリウムに自然でエレガントな雰囲気をもたらします。

CO2を添加しなくても元気に育てることができるため、初心者にも扱いやすく、レイアウトの自由度が高い水草です。

アクアリウムは、生き物と植物が調和した美しい景観を楽しむ素晴らしい趣味です。
その一部にボルビティスヒュディロティが水槽に加わることで、より豊かなアクアリウムライフを送ることができるでしょう。

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