初心者が水草水槽を立ち上げるとき、なんといっても
最初が肝心です。
水槽選び、照明、ろ過フィルター、ヒーター、CO2キットなど、選ばなくてはならないものが数多くあります。そこそこの初期投資になります。
絶対に立ち上げを失敗したくないと思う
初心者の方も多いのではないでしょうか?
本ブログでは、メルカリの【水草たつーーー】にて、
年間5000本以上の水草を育成販売している私が、
初心者が失敗しない水草水槽立ち上げのポイントについて、
これだけは絶対に押さえておくべき4点について丁寧に解説していきます。
水草水槽立ち上げに必要な器具と準備について
水草水槽立ち上げの際、かならず購入しなけらばならない器具は、下記の5点です。
まずは上記の5点セットをそろえるのが
ファーストステップです。
とりあえずは水草水槽を立ち上げることができます。
初心者が、水草水槽立ち上げる際に、絶対に押さえておくべきポイント
【その①】いちばんお金をかけるのは照明器具
水草水槽を立ち上げる際、
いちばんケチらないほうがよいのが照明です。
水草を育てる際の、最重要器具です。
水草を元気に育てるには、毎日のCO2や液肥添加、適切な水質管理などがありますが、
強い光量を水草に照射することが何よりも大切です。
特に赤系水草は、強い光量なくしては「赤み」を出すことが困難です。
照明器具を選ぶ際の基準は、「光束」という単位を確認してください。
「光束」とは光源全体の明るさを示す数値で、
ルーメン(lm)という単位が用いられます。
よくワット数(W)で照明を選ぶ方がいますが、ワットはあくまで出力パワーであり、実際の明るさとは異なります。
例えば蛍光ランプの60Wは電球80WよりW数が低くとも数倍明るいです。
ワットとルーメンです
電力は【出力パワー】
光束は実際の【明るさ】です
では、どのくらいのルーメン(lm)数が必要かと言いますと、できれば
3,000lm以上の照明器具を選びましょう。
3,000lmあれば、たいていの水草を元気に育成できます。
ロタラ インディカやルドウィジア スーパーレッドなどの
赤系水草も、真っ赤に染めることが可能です。
赤系水草を真っ赤にする秘訣は
こちらから👇
私のW120cm水槽は、
MAX5,500lmを発揮するChihirosのLED VIVID2を
2台使用しています。
また、照明器具は
LED照明をオススメします。
蛍光灯やメタルハライドランプよりも寿命が長く、
1日8時間程度の使用でも10年くらい持つので、圧倒的にコスパがよいです。
3,000lm以上の照明を発売しているメーカーは限られています。
GEXやコトブキ工芸など有名メーカーのLED照明はリーズナブルですが、3,000lmありません。
私がオススメする
3,000lmをクリアしている照明は、
Chihiros社製とアクロ社製の2つです。
3,000lm以上の照明は
数少ない種類しかありません
比較しやすいように、W60cm水槽用でセレクトします。
価格で選ぶなら、
アクロのTRIANGLE LED GROW 600がお買い得ですが、
ChihirosのLED WRGR2 60は、
なんと4,500lmもあります!!
とてつもない明るさです。
ChihirosのLED WRGRⅡには
上位モデルのPROシリーズもあります。
なんと6,630lmです。
もはやモンスターです(^^♪
ちなみにLED照明は、専用アプリ等で明るさ調整ができるので、
フルマックスのlmを出力しなくても大丈夫ですので、ご安心ください(^^)/
【その②】水槽サイズに迷ったら、少しでも大きなサイズを選ぶ!!
初心者が、水草水槽立ち上げる際に、絶対に押さえておくべきポイントの2つ目は、
少しでも大きなサイズの水槽を選ぶことです。
設置できる自宅のスペースにもよるとは思いますが、
迷ったら、ワンサイズ大きめの水槽にしましょう!!
理由は次の3点です。
1と3については共通ですが、
やはりサイズが大きいほうが水草水槽を長期的に楽しめます。
特大サイズの雲山石や龍王石の設置も可能です。
より、ネイチャーアクアリウムの世界観が表現できます。
https://www.adana.co.jp/jp/contents/nature_aquarium/index.html
2については、実は大変重要なポイントで、
水量が多いほうが水質管理しやすいのです。
水量が少ないと、
水の循環ボリューム不足により、汚れやすくなります。
水が汚いとコケの発生につながり、バクテリアも不足し、
水草が元気に育たなくなってしまいます。
水槽の水量が多いほうが
水をきれいに管理できるよ!!
初心者であればこそ、少しでも大きめの水槽サイズを選択することをオススメします。
個人的には、最低でもW60cm、部屋のスペースが許すのであれば
W90cm以上の水槽が理想的かと思います。
失敗しない水草水槽の選び方については
こちらから👇
【その③】前景は化粧砂、後景のソイルは簡単にリセットできるように工夫する!!
初心者が、水草水槽立ち上げる際に、絶対に押さえておくべきポイントの3つ目は、
前景は化粧砂、後景にソイルを敷き、
ソイルは簡単に交換できる状態にしておくという点です。
水草レイアウトの前景は
ソイルよりも化粧砂のほうが
管理しやすいよ!!
直接、水槽の中にソイルを敷かず、
別の小型水槽にソイルを入れてから
元の水槽に入れる
「水槽in水槽」をオススメします!!
具体的には、上のような画像のイメージです。
小型のガラス水槽の中にソイルを投入して、
その中に有茎草を差し込んで育成しています。
この方法であれば、
いつでも簡単にソイルをリセットできるのです。
『水槽in水槽』で使える便利な小型水槽は、
水作のショーベタ コレクションケースが
が大変使いやすいです。
初心者の方は、なぜこのような面倒くさいことをするのかと不思議に思うかもしれませんが、
水槽のリセット(やり直し)で、
いちばん大変な作業はソイルの取り出しです。
ドロドロになったソイルを取り出すのは、かなり手こずります。
ソイルは1~2年程度で死んでしまう
(粒がつぶれる)ので、
定期的なソイルの入れ替えが必要です。
ソイルは1~2年でドロドロになるから
交換が必要だよ!!
粒がつぶれてしまったソイルを使っていると、
コケ発生の原因となったり、水草育成を阻害します。
ソイルが緑色に変色したような状態になってしまうのです。
特に90cm以上の大型水槽で、
大きなサイズの石でレイアウトを組み、
石の裏側に後景草を植栽するような場合は、
このやり方を絶対的にオススメします。
こんなイメージのレイアウトですね。。。
前景は化粧砂で、いつでも交換可能。
後景は有茎草で、『水槽in水槽』の中にソイルを投入して育成しましょう。
雲山石にハイグロフィラ ピンナティフィダを活着させるレイアウトは、こちらから👇
【その④】ろ過フィルターは小型水槽でも外部フィルターにする
初心者が、水草水槽立ち上げる際に、絶対に押さえておくべきポイントの4つ目は、
ろ過フィルターは外部フィルターにするということです。
初心者が選択する可能性のある、ろ過フィルターの種類は、大きく次の5タイプがあります。
水草水槽立ち上げを失敗しないための選択肢は、
「外部式フィルター」一択になります。
外部式フィルターは、水草レイアウト水槽では、一番多く使われている水槽用フィルターです。
外部式フィルターをオススメする理由は次の2点です。
外部式フィルターは、
ろ過槽が大きく、ろ材をたくさん入れることが可能なので、
他のタイプのフィルターに比べて、
「ろ過能力が圧倒的に高い」です。
また、水槽内に
給水・排水パイプ以外入れる必要がないので、
水槽内がスッキリして、
ネイチャーアクアリウムの自然感を表現しやすいです。
外部式ろ過フィルターは、ADA派とエーハイム派で別れます。
「コスト」と「静かさ」
「メンテナンス性」で選ぶなら、
エーハイムの「クラシックフィルター」
「カッコよさ」と「丈夫さ」
「長期使用」で選ぶなら、
ADAの「スーパージェットフィルター」
私は、ADAのスーパージェットフィルターを使っています。
スーパージェットフィルターをオススメする理由は、こちらから👇
エーハイム「クラシックフィルター」の
Amazonプライムでの購入は、送料無料です。
エーハイムの創立70周年記念商品がオススメです!
45〜75cm水槽は品番2213
60〜90cm水槽は品番2215
90〜150cm水槽は品番2217
上記の水槽サイズの品番が適合スペックです。
スーパージェットフィルターのバリエーション詳細は、
こちらから。
私が自信をもっておすすめするスーパージェットフィルターですが、ADAの規定により、
新品は
ADA販売特約店でしか購入できません。
Amazonとか楽天では売っていませんので、いろいろと比較して安く購入するのが難しいです。
少しでも安く手に入れたいのであれば、
メルカリでの購入をオススメします。
中古だから敬遠される方もいるかもしれませんが、
スーパージェットフィルターの堅牢性と丈夫さを考慮したら、中古でも十分と考えます。
水草水槽を立ち上げる際の器具購入はチャーム(charm)がオススメ!
初心者が、水草水槽立ち上げる際の器具購入は、
チャームでの通販をオススメします。
品ぞろえ抜群、価格もほぼ最安値、
大手だからこその保証体制、最速翌日着の納期
なにもかもが素晴らしいです!!
私も10年以上、お世話になっております。