アクアリストに大人気の水草
ハイグロフィラ ピンナティフィダを水上化させる秘訣について解説します。
有茎草の中で唯一活着する水草として、貴重な存在のハイグロフィラピンナティフィダは、流木や雲山石などの石組みレイアウトには欠かせない存在です。
通常は、水中葉で育成することの多いピンナティフィダですが
石組みするのであれば、水上化をオススメします。
レイアウトのアクセントとして、水上に飛び出したピンナティフィダは貴重な存在です。
水中とはまた違う世界を楽しめます。
とはいえ、ピンナティフィダを水上化させるにはコツが必要です。
ピンナティフィダの水上化にチャレンジしたけど、うまくいかなかった方も多いのではないでしょうか?
本ブログではメルカリの【水草たつーーー】で
素人ながら年間10,000本以上ピンナティフィダを育成販売している私が、水上化させる秘訣を伝授していきます。
ハイグロフィラ ピンナティフィダとは?
ハイグロフィラ ピンナティフィダは、アクアリウムで大変人気のある水草のひとつです。
中景草&後景草でも使え、石に活着するという特殊な性質を持ち、シダを連想させる深い切れ込みの葉も特徴的です。
葉の色は緑色から赤みがかった色まで、光量や栄養吸収度によって変化します。
また、水草ショップでは
1本あたり@300〜900円で売られている大変高価な水草でもあります。
また、ピンナティフィダは
メルカリでの購入が大変お得です!!
ピンナティフィダは、脇芽を発芽しランナーを伸ばしてどんどん増殖していきます。
ランナーは石や流木に活着する性質があるので、石、流木のそばに植えて活着するようにレイアウトしましょう。
水上化させた
ハイグロフィラピンナティフィダと
雲山石の相性は抜群だよ!!
一度スイッチが入るとグングン成長しますよ(^o^)
ハイグロフィラ ピンナティフィダは通常ピンナとUKピンナの2種類あります。
UKのほうが、葉がギザギザで赤くなりやすいですが、大差ありません。
通常のピンナティフィダでも、強い光量により赤味を出すことができます。
(下記、上が通常のピンナティフィダ、下が、ピンナティフィダUKです。)
ピンナティフィダは
雲山石との相性が抜群です。
雲山石とは、天然火山岩を加工した、表面に凹凸がある荒々しい石で、石の間に「くぼみ」があります。
そこに詫び草をセットできるので、ADAが推奨する石の中では、私はいちばんオススメします。
また、ピンナティフィダを水上化させるには
この「くぼみ」が役に立つ場合があるのです。
詳細はのちほど説明します。
下の画像が、「くぼみ」付きの雲山石です。
雲山石とハイグロフィラ ピンナティフィダを使った私のレイアウト水槽(W120cm)はこんな感じです。
全て、UKではなく、通常のピンナティフィダです。
水槽上部のピンナティフィダは、若干赤味が出ているのが分かるかと思います。
ハイグロフィラ ピンナティフィダの育て方の基本3原則は
こちらから🔽
雲山石とハイグロフィラ ピンナティフィダのレイアウトについては
こちらから🔽
雲山石を購入するなら
メルカリがお得です(^^)
たくさんの雲山石が割安で出品されています!
ピンナティフィダの水中葉と水上葉の違いとは?
ハイグロフィラ ピンナティフィダの水中葉と水上葉の違いは3つあります。
ショップで売られている価格が違う
チャームなどの水草通販ショップだと
水上葉ピンナティフィダのほうが安く購入できます。
水上葉だと1本@200円強
水中葉だと1本@800円弱
3倍くらい違います。
輸送に対しては、水上葉のほうが強い
チャームやフリマなどの通販でピンナティフィダを購入する場合
水上葉のほうが丈夫で輸送に強いです。
沖縄など離島の遠隔地から購入するなら、日数がかかるので水上葉のほうが良いかもしれません。
下の画像が、私が育てた水上葉ハイグロフィラ ピンナティフィダです。
雲山石に活着していたので、質感があり、すこぶる丈夫です。
水上葉は一度枯れてから水中化する
水中葉は、水草水槽に入れて、すぐに育成できますが、水上葉を水中葉として育てる場合、
水中の中で一度枯れてから水中葉化します。
ひと手間かかるので、水中葉のほうが高いのかもしれません。
ハイグロフィラ ピンナティフィダの水上化に必要な4つの秘訣
ショップで購入した水上葉を水中化させるのは
簡単ですが、水中葉を雲山石などに活着させて
水上化させるにはコツが要ります。
次の4つのプロセスで水上化させましょう!
強い光量の照明を設置する
ピンナティフィダを水上化させるには、強い光量の照明が必要です。水上に飛び出すくらいの成長のエネルギーが必要ですので
3,000lm(ルーメン)を超える照明を設置できると理想的です。
照明は「光束」をチェックしてください
単位はlm(ルーメン)です
明るさの照度の基準値です
3,000lmをクリアしている照明は
Chihiros、ADA、アクロの3つですが、圧倒的な明るさの数値を誇る
Chihiros社製の製品を中心に紹介します。
Chihirosは中国のメーカーですが
ケタ違いの照度を誇るモンスター照明です
GEX、コトブキなどの日本勢では太刀打ちできません。
私が使っている照明はこれです。
Chihiros LED VIVID2 シルバー
ADAのソーラーRGBよりも全然安いのでコスパ最高です。
W90の水槽には Chihiros LED WRGBⅡ PRO 90を オススメします。 9,250lmあります。モンスターです! |
W60の水槽には Chihiros LED WRGBⅡ PRO 60を オススメします。 6,630lmあります。モンスターです! |
W45の水槽には Chihiros LED WRGBⅡ PRO 45を オススメします。 5,000lmあります。モンスターです! |
照明の詳細については、こちらから。
さらに詳しく解説しております🔽
水槽から飛び出すくらいの大きなサイズの石を用意する
水上葉のハイグロフィラ ピンナティフィダを水草水槽レイアウトで楽しむには
大きな石が必要です。
下の水槽画像のように
水槽上部まで届くサイズの雲山石などがあると、
水上化させやすいです。
水中葉を成長させ、石の頂上まで繁殖させる
水槽から飛び出すくらいの大きな石を用意したら、水中葉のピンナティフィダを育成して
石の頂上まで繁殖させましょう。
雲山石に水中葉のピンナティフィダを固定するには、ADAのモスコットンがあると便利です。
モスコットンは
メルカリで購入できます。
ピンナティフィダ育成のコツは、こちらから🔽
雲山石を使えるなら、先ほど説明した
「くぼみ」にピンナティフィダをセットして育てれば、下の画像のように簡単に上部まで伸びていきますよ。
水上化に成功したら、毎日霧吹きなどで水上葉に水分をあたえる
見事、水上化に成功したあとは、日々のメンテナンスが必要です。
水上葉は水分を吸収しにくいので、油断すると枯れてしまいます。
毎日、霧吹きなどで水上葉に水分を与え
長期維持していきましょう。
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