アヌビアスナナは、低光量でも育つため、初心者におすすめの水草です。
水中での成長がゆっくりで、根を岩や流木に固定して育てるアクアリストがたくさんいます。
艶のある深いグリーンの丸い葉が、水草水槽のワンポイントで活躍します。
アヌビアスナナは
陰性水草なので、CO2なしでも育成可能です。
丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめの水草ですが、陰性水草ならではのクセもあり、
キレイに育てるにはコツが必要です。
私は、メルカリの【水草たつーーー】にて
年間約1万本の水草を育成販売しており、多くの方に評価を頂いております。
本ブログでは、アヌビアスナナの特徴と問題点、活着させるレイアウトや増やし方の秘訣をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
アヌビアスナナとは?
アヌビアスナナは、陰性水草の代表的な品種で、非常に丈夫で育てやすい水草です。
初心者から上級者まで、多くのアクアリウム愛好家に人気があります。
アヌビアスナナは、サトイモ科の植物で西アフリカ原産です。
あまり大きく成長しないので、水槽の中景草としてオススメです。
水草ショップでは、1株@1,000円弱で販売されており、それなりに高価な水草でもあります。
また、流木付きのアヌビアスナナは@2,000円を超えることもあります!!
初心者でも育成しやすく、CO2なし&適度な光量
でも育てられます。
また、アヌビアスナナは
メルカリで購入すると大変お得です!!
水草レイアウト水槽では流木や石に活着させて
ワンポイントとして使用し、大変人気があります。
アヌビアスナナは
陰性植物で非常に成長も遅く、半年〜1年くらいでボリューム感が出てきます。
コケが付きやすいので、オトシンクルスやサイアミーズフライングフォックスなどのはコケ取り生体を投入することが、綺麗に育てるポイントとなります。
アヌビアスナナは成長スピードが遅いので、根気強く育てましょう!!
ちなみに、
アヌビアス、ボルビティス、ミクロソリウムは
陰性水草の御三家と呼ばれるとこもあります。
水草水槽レイアウトでは、ハイグロフィラ ピンナティフィダやボルビティス ヒュディロティとの相性が抜群です。
アヌビアスナナを活着させるレイアウトについて
アヌビアスナナは活着する水草として、石や流木に固定しながら成長させることができるので、美しいレイアウト水槽を作るのに最適です。
活着させると茂みを作っていきますので、育成するには活着させることをオススメします。
また、水槽全体にアヌビアスナナを育てるのではなく、特定のポイントに集中させてレイアウトすると、視覚的なワンポイントアクセントになります。
たとえば、流木の上部や石の一部にだけアヌビアスナナを活着させることで、自然な感じを演出できます。
アヌビアスナナは、特に雲山石との相性が抜群です。
アヌビアスナナと
雲山石の相性は抜群だよ!!
雲山石とは、天然火山岩を加工した、表面に凹凸がある荒々しい石です。
石の間に「くぼみ」があり、そこにアヌビアスナナをセットできたりするので、
ADAが推奨する石の中では、私はいちばんオススメします。
雲山石はAmazonや楽天などの通販では購入できません。
ADAの特約店でしか販売していませんが、かなり高価なので
私はメルカリでの購入をオススメします。
ADAの販売特約店は、こちらから。
アヌビアスナナの特徴と問題点
アヌビアスナナは、陰性水草なので
強い照明を必要とせずCO2なしでも育成可能ですが
成長が遅いのが難点です。じっくりと時間をかけて育てる必要があります。
また、成長が遅いため
コケが付きやすいです。
コケ取り生体投入が必須となります。
CO2なしでも育てられる水草特集は、こちらから👇
アヌビアスナナの育て方・増やし方について
1,000lm程度の照明確保
アヌビアスナナは陰性水草なので
弱い照明でも育成は可能です。
強い光が必要な水草と違い、アヌビアスナナは陰性水草として、少ない光量でも健康に成長します。
しかし、美しいキレイな茂みを作るには
照明による、ある程度の光量の添加が効果的です。
できれば
明るさ(光束)1,000lm(ルーメン)程度のライトを照射してあげましょう。
直射日光は苔の繁殖を促進するので
避けましょう
照明の明るさの基準は「光束」をチェックしてください。
単位はルーメン(lm)です。
アヌビアスナナを育てるためのオススメ照明は、
GEXのクリアLEDシリーズです。
赤系水草やハイグロフィラ ピンナティフィダなどの陽性水草は
chihirosのような3,000lm以上の強い照明が必要ですが
アヌビアスナナなどの陰性水草は、リーズナブルなGEXシリーズで十分です。
ピンナティフィダや赤系水草を元気に育てる照明については、こちらから👇
水質管理の徹底
水換え徹底とバクテリアの添加
水換えは、アクアリストの基礎動作です。
アヌビアスナナは成長が遅いため
特にコケが付きやすく枯れやすいので、水換えはマメに行いましょう。
1週間に1/3の水換え
W90cm以上の大型水槽であれば
1週間に1/2の水換えをしても大丈夫です。
また、水換えした後は、バクテリアが一時的に減少するため
市販のバクテリアを添加しましょう。
水槽の管理にはバクテリアが必要です。
生態系バランスを整え、コケの発生を抑制する効果もあります。
アンモニアも分解して、無害にしてくれます。
市販のバクテリアは
ベルテックのバイオスコールが
めちゃめちゃ売れてます!!
バクテリアの増やし方の秘訣は
こちらから🔽
23~26度の水温管理
水温は23度~26度の間を維持
するようにしましょう。
21度以下の低温や28度以上の高温はNGです。
特に高温はNGです。
水槽の水温を下げる方法は、こちらから🔽
アヌビアスナナの健全な成長の阻害します。
枯れてしまう原因となりますので、注意してください。
PH6.0~6.5の弱酸性の水質管理
アヌビアスナナは、成長が遅いのでじっくり育てたい水草です。
水質は弱酸性から中性の水質を好みます。
アヌビアスやボルビティスのような陰性水草の育成において、
アルカリ性の水質は望ましくありません。
PH7.0以上になると
水草にコケが付いたり枯れる原因となります。
特に夏場の水道水はPHが高く
pH8.0を超えることもありますので要注意です。
カリウムを添加した後も、pHは上昇します。
3日に1回は、必ずpHを確認し
pH6.0~6.5の水質をキープさせましょう。
pHを下げるには
テトラ pH/KHマイナス
をオススメします。
瞬間的にpHを下げることができる魔法の溶液です!!
テトラph/KHマイナスの効果は、こちらから🔽
あまり動かさない
アヌビアスナナを水槽にセットしたら
あまり動かさないようにしましょう。
成長が遅いため、イライラして動かしたくなることもあるかとは思いますが
一度セットしたらじっと待ちましょう。
スイッチが入ったら、一気にスピードアップしますので
下手に邪魔するのは避けましょう。
アヌビアスナナを動かしすぎるのは
やめましょう!!
増やし方のコツは株分け
アヌビアスナナの増やし方は
根茎を分割し、株分けすることです。
簡単にアヌビアスナナを増やすことができます。
アヌビアスナナの根茎が十分に長くなったら
株分けすることができます。
手やハサミかカッターで根茎を切り分け、分割した株を新しい場所に活着させます。
流木や石に固定する方法は同じです。新しい株が成長を始めるまでに時間がかりますが、適切な水槽環境を維持すれば元気に成長します。
成長が遅い植物なので、株分けは頻繁に行う必要はありませんが、根茎がしっかりと育ち、健康な葉がいくつか付いている状態になったらいつでも株分けできます。
コケ取り生体の投入
アヌビアスナナは、成長が遅いため
コケの被害を受けやすいです。
長い時間をかけて、水槽の中でゆっくりと育つので、どうしてもコケの餌食になってしまいます。
よって、コケの予防に
「コケ取り生体」を多めに入れましょう!!
通常の水草であれば、コケ取り生体を入れ過ぎると水草まで食べられてしまうのですが
アヌビアスナナ プチは、葉が硬いため滅多に食べられません。
投入するコケ取り生体は
「定番のコケ取り3兄弟」です。
W60cmの水槽なら、
ヤマトヌマエビ50匹
オトシンクルス5匹
サイアミーズフライングフォックス5匹
くらいの投入が目安だよ!!
アヌビアスナナを安く購入するならメルカリがおすすめ!!
アヌビアスナナを安く手に入れるには、
メルカリでの購入をオススメします。
タイミング次第では、格安で購入することができます。
信頼できる出品者からの購入をオススメします。