水草水槽のメンテナンスで、アクアリストが頭を悩ませる最大の問題が「コケ」です。ガラスや水草に付着するコケは、水槽の美しさを損なうだけでなく、水質の悪化を引き起こします。
そこで頼りになるのが
コケ取りの名手「オトシンクルス」です。
小型で愛らしいオトシンクルスは、その優れたコケ取り能力と温和な性格から、初心者からベテランまで多くのアクアリストに愛されています。
本ブログでは、オトシンクルスの基礎知識から、飼育方法、そしてコケ取りを最大限に成功させるための秘訣を紹介します。
水槽メンテナンスのストレスを軽減し、クリアで美しい水景を実現しましょう。
私は、メルカリの【水草たつーーー】で
年間10,000本以上の水草を育成販売しています。
良質な水草をお届けするため、オトシンクルスを10匹ほど投入し、黒髭コケを退治しておりますので、ぜひ参考にして頂けると幸いです。
オトシンクルスとは?その魅力と基本情報
オトシンクルスは、南米原産の淡水魚で、アマゾン川流域を中心に生息しています。
最大でも4〜5cm程度にしか成長しない小型魚で、丸くて小さな体と吸盤状の口が特徴です。
オトシンクルスは藻類やコケを食べて生活しており、その効率的なコケ取り能力が多くのアクアリストに評価されています。
オトシンクルスは、その小さな体からは想像できないほどのコケ取り能力を持っています。
また、穏やかな性格のため、他の魚やエビとの混泳も容易で、水槽内でのトラブルが少ないのも魅力です。
また、オトシンクルスはチャームの通販で
1匹あたり@300円くらいする、そこそこ高価な生体です。
アクアリウムショップよりも
チャームの通販のほうが安く購入できるケースが多いです!
なぜオトシンクルスがコケ取りに最適なのか?
オトシンクルスは、特にコケが発生しやすい水槽でその能力を発揮します。
コケ取りに最適な理由は、以下の2点です。
①コケ取り能力が高い
オトシンクルスは、ガラス面や水草、流木に付着した藻類やコケを効率よく食べます。
小さな口で水槽内の隅々までコケを探し回り、特に茶ゴケや緑藻など、頻繁に発生するコケを好んで食べてくれるので、定期的な掃除が難しい場合でも、オトシンクルスが水槽内をきれいに保つサポートをしてくれるのです。
②おとなしくて目立たない
ヤマトヌマエビやプレコといった他のコケ取り生体と比べ、オトシンクルスは特に小型水槽で威力を発揮します。
プレコは成長するとかなり大きくなり、水槽内でスペースを取りますが、オトシンクルスは最大でも5cm程度なので、小型水槽でも目立たず飼育できます。
ヤマトヌマエビよりも広範囲を活発に掃除してくれる点も優れており、水槽内の隅々まで行き届いたコケ取りが可能です。
オトシンクルスが食べるコケの種類について
オトシンクルスは、特定の種類のコケに対して非常に効果的です。
どの種類のコケを得意とするかを理解しておくことで、効率的なコケ取りが可能になります。
いちばん得意なコケは「茶ゴケ」です。
特にヤマトヌマエビが食べれない
ガラス面についたコケに強いです。
口が吸盤になっているので、ガラス面や岩、流木などにくっついてコケを削るように食べてくれます。
オトシンクルスは全てのコケに万能ではありません。
食べるコケは茶ゴケと斑点状藻です。
斑点状藻はスポット藻とも呼ばれていて、水槽のガラス面や水草などに斑点状についている緑色のコケですが、斑点状コケが成長しすぎると、オトシンクルスでは処理できなくなっていきます。
その場合は
ADAのプロレイザーで削り落としてください。
オトシンクルスを使った効果的なコケ取りのコツ
適切な水槽環境の整備
オトシンクルスは水質の変化に敏感な魚です。
水槽内の水質を安定させ
pHを6.0〜7.0、水温を22〜26℃に保つことが重要です。
また、流木や水草を配置し、隠れ場所を確保してあげましょう。
ストレスが軽減され、オトシンクルスがより活発に活動できます。
コケ取りのタイミングを見極める
オトシンクルスは、小型の水槽で特に効果的です。
水草水槽内にコケが発生したら、すぐに導入を検討しましょう。
特に
初期段階でコケを取り除くことで、コケの繁殖を抑えることができます。
逆に、コケが多すぎる場合は
ヤマトヌマエビやサイアミーズフライングフォックスと協業でのコケ退治をオススメします。
複数匹での導入が効果的
オトシンクルスは群れで行動する性質があります。
3〜5匹以上のグループで飼育することで、ストレスが軽減され活発に動き回るようになるので、オトシンクルスを1匹だけで導入するよりも
複数匹で導入する方が効果的です。
グループでの活動によって、水槽内の広い範囲を効率的に掃除してくれます。
オトシンクルスの投入数の目安は?
オトシンクルスを効果的に使ってコケ取りを行うためには
水槽のサイズに応じた適正な数を投入することが重要です。
以下は、一般的な水槽サイズに対する推奨数です。
45cm水槽(約40L):1~3匹
60cm水槽(約60L):3~5匹
90cm水槽(約150L):5~7匹
120cm水槽(約250L):7〜12匹
水槽サイズに応じた適切な数を飼育することで、オトシンクルスのコケ取り能力を最大限に引き出しつつ、快適な飼育環境を保つことができます。
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まとめ
オトシンクルスは、その小さな体と愛らしい姿からは想像できないほど優れたコケ取り能力を持つ、水草水槽に欠かせない生体です。
初心者でも簡単に飼育でき、水槽内のコケ問題を解決する頼もしい味方となってくれるでしょう。
本ブログを参考に、オトシンクルスを上手に活用し美しい水槽を維持することで、あなたのアクアリウムライフをより豊かなものにして頂けると幸いです。